2009.12.13 ちょっと一息

10を聞いて1を言う

お箸は日本人の方ならたいてい

知っているし、使ったことがある

 

でもお箸の機能や種類・特徴

ましてや自分に一番あったお箸がどれなのか?

ということはほとんど知らないし、意識もしない

 

私もお箸に関わるまではそうでした

 

お箸の専門店(というかお箸しか売ってないのですが(^_^;))には

お客様からいろいろとお問合せをいただきます

 

「注文してからどのくらいで届きますか?」

「名入れはどのお箸でも出来るのですか?」

「注文した住所と違うところに贈りたいのですが?」など

 

ほとんどがお店を開いている上でよく聞かれる

質問が多いのですが

 

お客様にとっては一番知りたいことでもあります

 

そんな大事な問合せの場面で

私の「悪いクセ」がでてしまい

時々、電話でお客様を不快にしてしまうことがあります。

 

お客様から「注文してからどのくらいで届きますか?」

と聞かれた際に、

お客様の話しの続きを聞かずに

 

「ご注文を受けてから当日もしくは翌日には

出荷させていただいています」

と答えた後に、お客様から

 

「100膳、名入れありでもですか?(@_@;)」

といわれ

 

「す。すみません<(_ _)>、それですと2-3週間・・・・」

というようなことがしばしばありまして・・(^_^;)

 

今では、ちゃんとお客様のお話を一通り聞いてから

説明をさせていただいていますが

 

たまあに急いでいるときやあせっているとき

パニックに陥っているときなど、

早合点して、自分の説明ばかりをしてしまうことがあり

反省しきりです

 

これは仕事とかプライベートとかを問わず

あらゆる人間関係において大事な要素なのかなと

思ってきています

 

社会人になってから日が浅いころ

ある人から、その弱点を見抜かれ?

こう、諭されたことがあります

 

「賢者は10を聞き、1を言う

でもおろかな人は1しか聞かれていないのに

10を言おうとする

 

一を聞いて10を答えることは一見、親切なように思えるが

相手への思いやりを欠いていて

自分の意見の押し付けになってしまうことが少なくない。

 

自分の言ったことを全部聞いてもらえないうちに

どんなに正しいことを言われても

なかなか素直には受け入れにくい

 

でも自分の話を全部聞いてもらった後なら

わりとすんなりと受け入れてもらえる

 

人の気持ちを聞いてあげられない人間が
どんな立派なことを言っても
後ろ向きで人に何かを伝えようとしているのと
同じなのだからね」

 

今、直接お客様とお話しする機会が増え、

このことの大事さが良く分かるようになり

 

お客様と接するときの自分の基本姿勢としています

 

お箸を「心の架け橋」と意味合いを込めて

お客様に勧めている上で

このことは最低限心にいつも留めておかなければいけないな

と思っています。

 

それなのでどんな質問やお問合せでも

どんどん、お待ちしています(^_^)

 

お客様の思っていらっしゃるようなお答えが出来るかどうかは

ケースバイケースですが、精一杯、一所懸命にお答えいたします