2009.08.23 スタッフのつぶやき

相棒はどこ?

今回はササキさんの「迷わき役シリーズ」です

 

さて今回の名わき役シリーズの2回目は・・・

普段使っている人もいれば、

まったく使わない人もいる、

 

それは・・・

なんと、箸枕とも言われる「箸置き」。

起源は箸とほぼ同じく聖徳太子の時代といわれ

宮中で使われた「馬頭盤」といわれる

箸とさじがそっくり乗せられる

大きな皿のようなものが

中国から伝わったとされているそうな。

また、神にささげる箸は清さのためゆえ、

「箸台」といわれる箸全体を中央で支えるものが

つかわれたらしいですね。

こうして少し歴史をひもとくとやはり

名わき役にふさわしい感じがうかがえますね? 箸置・・・。

 

いえいえそれどころか必要不可欠な存在だったような・・・。

 

今日「箸使い」と同様、箸の作法の上で、

お椀や皿の上に箸を置くのはマナーではない 
とされていますね。

 

はたまた直に食卓テーブルに置くのもなんですしね。

とりもなおさず「箸置」って役柄は

神聖な箸を清い位置にキープすること。

 

そして・・・

 

あらゆる命をいただき、命をつなぐ大切な「食事」を敬い、

感謝していただくことに由来することはまさに

箸と一心同体ってことなんですねぇ。

 

今や さまざまな素材や形・デザインが楽しめる「箸置」。

箸にとって欠かすことのできない相棒。

箸との、あなたとの、

とっておきの相棒をさがしてみようじゃありませんか? 

 

2009年 味覚の秋へ向けて。

 

私:箸置きは目立たないけど、

日本の美意識の象徴みたいなものです


 

箸先3cm(昔は箸先から3cm以上は汚さないとされた)
を左に出し食卓の手前横一文字に置いて

「口で汚した所を隠す」という配慮が

なされているのですよね


 

今はいろいろなデザインがあって

コレクションをしている方も多いです


 

これを機に箸置きの歴史と日本の和心を

知った上で集めるとより楽しくなるかも・・