2010.04.11 ちょっと一息

”怒る”と”叱る”の理想型は「お母さん」

出会いと別れの季節もそろそろ落ち着き

期待や不安を胸に、毎日を過ごしている方も

多いことと思います

自分も学生や社会人になったばかりのころは

いい意味でも悪い意味でも「ドキドキ」しながら

毎日をすごしていました。

今でも毎日を新鮮な気持ちで過ごしているつもりではいますが(^_^;)

と、前置きはこのくらいにして

社会人になると、色々な仕事を覚えなくていけません

時には間違ったり、会社やお客様に迷惑をかけてしまうこともあります

人間、完璧な人はいないのでミスは100%は防げません

でもちょっとした確認漏れや伝達漏れなど

「防げるミス」もあります

防げないミスは「ヒューマンエラー」ですが

「防げるミス」をいかに防いでいくことが出来るか

そしてまたミスをしてしまったときに

どのような気持ちで対処していくか、

またそして、どのようにしてミスが起こったかを

冷静に考えられるかどうかによって

以後のミスの「度合い」が変わってきますよね

ミスをすれば当然、「怒られる」か「叱られます」

「怒る」と「叱る」は同じような意味に思えて

全く意味合いが違います

「怒る」は不満や不快な気持ちが募って我慢できずに

自分の感情をただぶつけて自己のストレスを

発散してしまうことです

それに対し、 「叱る」は自分の感情ではなく、

相手の成長を考えながら

相手がしてしまった失敗を認めさせ

間違いを理解させることです。

つまり「怒る」と違って「愛」があります

自分が注意される場合には

上手に「叱ってくれる」上司に

付いていこうと考えます

頭ごなしに「怒られたら」

反省するよりも、自分も感情的に

捉えてしまうために「不満」が募り

その場しのぎの「謝罪」しかせずに

以後も同様のミスを犯してしまうような気がします

自分が注意する場合には理想型としては

「上手に叱る」ことですが、

つい、事態を収拾する手間などを考えてしまい

一方的に感情をぶつけて「怒って」しまいがちになるので

自分でも反省しなければなと思っています

色々な会社や、今までにあってきた「社会人」としての

「上司」を見てきたとき、ふとあることに気づきました

いい上司はやはり「叱り上手」でその方法は

一つの特徴があるような気がします

「親が子を思うように」叱っていることです

会社の上下関係は言い換えれば

会社という名の血でつながれた

「親子」のようなものです

それなので必然的に、叱り上手の理想型は

身近にいる「親」とも言えるかもしれません

自分の子供が少しでも良い方向へ向いて

生きていって欲しいという

「愛情」を持って「叱る」

自分も親の端くれですが

時には「感情的に怒ってしまう」こともありますが

やはり子供には「諭して叱る」ようにしています

ただ会社の中でそれが実践できているかどうかは

あまり自信がありません

自分は上司には「怒る」より「叱ってほしい」と思っていながら

逆の立場になったときには、感情的になって

「怒って」しまっていることもあることに気づきます

「怒る」と「叱る」

似た言葉のようで全く意味合いが違うこの二つの言葉ですが

違いは仕事やプライベート、上下関係に関わらず

自分が接する人に対して「愛」があるかだというような

シンプルなことだと・・・

分かっていても中々実践できないのがもどかしい気がします・・(^_^;)

自分は「怒られても」人には「叱れる」人になって行きたいと思います

今まで生きてきた中で一番、自分に対して

怒ったり、「叱ってくれたり」したのは

紛れもなく両親です

特に家にいる時間が長く、何でも気軽に話せる

母親」はその代表といえるかもしれません

数十回、いや数百回の中に一回くらいの

「怒られ」たことが心に残り

なかなか母親に対して素直になれないことが多いですが

一年に一回だけ、体裁などを気にせずに母親に

「ありがとう」といえる日があります

それが「母の日」かなと思います

本当はいつも「ありがとう」という気持ちを持って

言葉にしたいときに我慢せずに

素直に「ありがとう」と言えればよいのですが

中々いえません(^_^;)

今年こそ、「ありがとう」という気持ちを

ちゃんと伝えてみようかなと思います

私はこんな「愚息」ですが

みなさんは、

お母さんに最近、「ありがとう」って

ちゃんと伝えていますか・・・・