2009.09.14 お箸について

相手がいるから自分らしくいられる

私は結婚して15年になります

「できちゃった婚」だったので
結婚式を挙げたのは3年後
子連れ結婚式でした

 

最初は「順序が違う」といわれて
一時期は誰にも歓迎されていない
結婚なのかなと思い悩みもしましたが

そんな時、いつも「相方」が
「私だけはあなたの味方だから」
励ましてくれました

 

それからいろいろありましたが
なんとかお互いがお互いを支えにして
今があるのかなと思います

 

結婚式には・・
親戚や友人など予想を上回る人が
頼りない私のために集まってくれ
感激したのを今でも覚えています

 

・・・と前置きはこのくらいにして

 

多くの人が一生のうちで最も
心に残る思い出の一つに
なるものに
「結婚式」があります

 

その結婚式の
引出物や席札

お箸をお選びいただく
お客様が増えています

 

箸は「人と人との橋渡し」
というような意味合いを
いろいろなホームページで
説明していることも

 

お箸をお選びいただく
「理由の一つ」になっていると
思いますが

 

私はあるとき、
ご結婚を控えたお客様から
「なんでお箸は結婚式の
お祝いにむいているのですか?」
聞かれて、

 

確かな根拠は
全く無かったのですが
こんな風にお答えしたことがあります

 

「お箸は一本では十分にその
機能を発揮できません。

2本揃って1膳となり、初めて
いろいろな機能を持つ
すばらしい、
そして欠かすことの出来ない
食器になります。

 

これは人にも言えることで
人はみんな(人にもよりますが)
一人で生きていくことはできません

 

誰にも頼らずに生きていくといっても
自分が気づかないところで
多くの人に支えられています

 

また自分では「一人で生きていく」と
思ってそれを実践したとして

私にはなんだか寂しい人生のように
思えます

 

「人」という字の象形文字の意味でも
小さいころに教わったように

お互いが支えあって初めて
人として存在できます

 

夫婦も同じで
お互いが支えあい、励ましあい
認め合って

「お互いの存在のおかげで
自分らしくいられる」

 

だからそんなところが
お箸と似ているので

 

新郎新婦のそういった想いを

ご両親をはじめ、

 

今まで自分たちを見守ってくれた

大事な列席者の人たちに

「宣誓」する意味合いも込めて

お箸が結婚式のお祝いの品に
向いているのだと思います」

 

電話越しだったので
お客様の表情はわかりませんでしたが

納得したかのような

そしてどこか
自分の願いや思いと重なっていたのか
安心したような声で

 

「わかりました。
やっぱりお箸を選んでよかったです
今から列席者にお渡しするのが
楽しみです(^_^)」

 

といってくれました。

私の説明が本当に
いわれなどと照らし合わせて
正しいのかは
正直分かりません

 

でもそんな風に思えたら
何となくこれからの
生活のお膳立てをしているようで

「幸せのレシピ」のように
感じたりしませんか?

 

お箸は幸せの「架け橋」でも
あるのですから・・・

 

*「一生、食べ物に困らないように」
との思いから結婚される方への
贈り物としてもお箸を選ばれる方が
増えています

 

また出産のときに
子供を悪いものから守る
「魔除け」のお守りとして
桜のお箸を贈られる方もいます

 

あなたはどんな想いを込めて
お箸をプレゼントに選びましたか・・・